致死量の祝福と永遠

 

致死量の祝福を受けた。NCT DREAM、人生の祝福。

どりむちゃんたち一点の曇りもなく綺麗だった、綺麗な光でした。

 

NCT DREAM SHOW2 横浜アリーナ公演に行くことができました。ありがとうございました。忘れたくないのに記憶は薄れてしまうから怖い。大事にしようと思いすぎて、いつもうまく言葉の形にできないまま消えてしまうので、今回はちゃんと残したくて書きます、日記です。そして、映画も2回行ったので映画の方も残したいと思います。どうしてもうまく文章にまとめられなかったので、呟きのように切れ切れで、前後が逆になっているところもあります。

 

 

 

▼ドリショの話

わたしはこれまでの人生、好きなものやことへ期待値を上げすぎて、現実がそこまでではないことに落ち込む、みたいなことを多くやってきたので、正直3日くらい前からかなりナーバスでした。どうしよう……とずっと言っていたけど、実際は現実の方が圧倒的に強くて、本当にすごかった。

 

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横浜アリーナの入り口に入ったら、会場の中から溢れたスモークが漂っていて綺麗でした。照明をやっていた頃を思い出して懐かしかった。席はアリーナ2階から入る席だったのだけど、1階とあまり変わりがなくて、会場の狭さとステージとの距離にびっくりしました。ドームの比じゃなかった。トロッコに乗っているところがよく見えるだろうなと思ったのだけど、いざどりむちゃんたちがトロッコに乗ったら、肉眼でもよく見えて震えた。

 

SMTOWNの時はグループのペンライトが点灯禁止だったので、ペンライトを使えることが嬉しかったし、緑で染まった会場はとても綺麗でした。ステージから見る景色はどれほど綺麗なのだろうと思った。

 

  1. Glitch Mode
  2. Countdown (3, 2, 1)
  3. STRONGER
  4. Dreaming
  5. Deja Vu
  6. My First and Last
  7. Bye My First…
  8. Love Again
  9. To My First
  10. Sorry, Heart
  11. Puzzle Piece
  12. Chewing Gum
  13. ANL
  14. Dive Into You
  15. Irreplaceable
  16. Drive (Music Video VCR)
  17. Saturday Drip
  18. Quiet Down
  19. Better Than Gold
  20. Life Is Still Going On
  21. Diggity
  22. Ridin’
  23. BOOM
  24. Hello Future
  25. We Go Up
  26. Trigger the Fever
  27. Hot Sauce

 

アンコール

  1. Rainbow (played during Encore Break,not performance)
  2. Beatbox
  3. Candle Light
  4. My Youth
  5. Walk You Home

 

STRONGERのステージは毎晩寝る前に見ていたくらい曲もダンスも好きすぎるので、最初から踊って欲しいな……と韓国のドリショ2を見ていた時も思っていたのだけど、やっぱり演出の都合上仕方なく、最初は踊らなかった。でも最高だった。見られて良かったです。ありがとうございます。

 

チソンが(身長や掌など体格的に)大きいということを写真で分かっていたもののこれまで実感として納得していなかったのだけど、今回最初に7人で並んだコメント時、ヘチャンの隣にいるチソンを見て、チソンって本当に大きいんだなとまじまじと思った。ヘチャンだって決して背が小さいわけではないのに、チソンの唇付近に頭のてっぺんがあった気がする(というのは盛りすぎかもしれない)。頭ひとつ分飛び抜けていて、チソンの大きさを実感として感じました。「もちもちちそんです」とはにかみながら自己紹介する可愛さと、ダンスのキレと表情、頭ひとつ分飛び抜けた身長、すべてがひとつに同居しているチソンくん、本当に魅力的で目が離せなくなる。

 

一方で隣に立つヘチャンがあまりにも華奢で……後日、友情リングが1年でゆるゆるになったという話も小耳に挟んだので、ちょっと心配になる。マークも万全の体調ではなかったと聞いていたけど、そんなことは微塵も感じさせないステージでした。どんなに大変でも力を尽くす2人は本当にすごいし大好きなのだけど、事務所は本人たちの気持ちに甘えずにちゃんと休息をあげてほしい。お願いします。

 

「みんなのうさぎちゃんでねこちゃんです」と自己紹介してくれたジェミンちゃん、本当にきらっきらの笑顔でテンションが高くて楽しそうだったのでとても嬉しかった。推したちが楽しそうだと嬉しいです。

 

SMTOWNの時もジェノの薄さに驚いたのだけど、今回もやっぱりびっくりした。薄い。細い。筋肉はしっかりついているから華奢な感じはしないけど、全体的に細くてしなやか。チーターとか足が速くて体に無駄のない動物という感じがする。

 

Beyondで世界配信されていたので、英語と中国語でも話していたのだけどマークの滑らかな英語に会場が聞き入って静かになっていたら、心配になったのか「大丈夫?」と問いかけたマークが可愛かった。自分が他の人の目にどれほど魅力的に映っているか自覚していない感じがして。

 

歌のコンセプト上、仕方がないとはいえ「恋愛」をテーマに据えた演出が来るとちょっと身構えてしまいますね。だけど、このパートの過去の自分たちと向き合う演出はめちゃくちゃいいなと思う。当時6人で披露せざるを得なかった曲を7人での楽しい思い出に塗り替えていく演出、良すぎて涙が出る。

 

あと、「君をまだ忘れられないんだ」という決め台詞を若干照れながらもかっこつけて言うチソンくんが可愛すぎましたし、その後のコメントでひとり目立つところに立って、これまでの分の台詞もハイライトメドレー披露を照れつつもノリノリでやるのが可愛かったです。

 

衣装を変えてのPuzzle Piece、ぎゅっと身を寄せながら歌うどりむちゃんたち可愛かった。一時期毎朝こればかり聞いていたので、好きな曲を生歌で聞けて嬉しかった。ちなみにドリショ当日は興奮のあまり語彙力が焼き切れていて、メモに「好き曲生歌やば」と書いてありました。

 

Chewing Gumはやっぱり振り付けが可愛い。白い衣装が天使のようで可愛かった。楽しそうなジェミンちゃん、本当に良い。

 

Dive Into Youが可愛すぎて大事件でした。ジェミンちゃんがツンデレのウヨンウ、可愛すぎました。わざわざカメラの前に誘導して、いつも通りウヨンウをやろうとしたジェノをちらっと見もせずに流し、カメラにたっぷり愛嬌を見せつけながら歌い、横目で拗ねたようなジェノを確認して笑っていたジェミンちゃん。センターステージに戻るジェノの後ろで弾みながらウヨンウを返していて可愛かった。しかも2回もね。翌日は拗ねたようなジェノにジェミンちゃんの方からウヨンウをしたということ込みで可愛いですね。ありがとうございます。このウヨンウをやる瞬間っていつもジェノもジェミンも楽しそう嬉しそうに笑っている感じがするのだけど、ウヨンウをやらない瞬間も(主にジェミンが)楽しそう嬉しそうに笑っていて「幸福」という感じがしてありがたい。かわいい。

 

ロッコに乗って通っているのを見た時に、ジェミンちゃんやチョンロちゃんは透けるような透明感があって、妖精かな?と思った。マークとかジェノは男の子の彫刻のような、ナチュラルでいて端正に作られた感じがした。チソンはなんだかやけにリアルで “恋” という感じの質感をしていた。

 

Ridinからのboomの流れが大好きすぎました。完全体やばい。Hello Futureは、はじまりの映像で、手を繋いでるのが本当に可愛い。大好きな演出。センターのマーク、両サイドのロンジュンとヘチャン、ジェミンとジェノ、チソンとチョンロ。バランスが良すぎるし、身長がシンメトリーになるのも良すぎる。

 

そして、いつ見ても振り付けが大好きだなと思うWe Go Upと、いつ見ても泣いてしまうTrigger the Fever。

 

 

最終的には、致死量の祝福を受けたということと、一周回ってシンプルにnct dreamが大好き7人が大好きだということを思いました。今日も今日とてこの子達は本当にステージが大好きなのだなということと、ちそんくんはステージの神様に愛されているねということも思いました。

 

ちなみに韓国でのドリショ2を見た際は、誰よりもメンバーたちがマークのいないどりむと向き合ってきたし、誰よりもメンバーたちがマークが戻ってきたことを嬉しく思って7人でいることを大事にしているなと思いました。そして、どりむをこの世に生んでくれたことにもどりむと同じ時代を生きていることにも感謝した。

 

ドリショ、全モーメントが大好きな曲で埋め尽くされていて、わたしはびっくりするほど、どりむのありとあらゆる曲が大好きなんだと思う。それと同時に、わたしの中で「振りが好き」というジャンルの曲も存在していて、どりむの曲はそれがとても多いとも思いました。

 

 

ドリショのアンコールTシャツ、1人ずつちゃんと後ろにも前にも名前が入っているのが可愛くていいなと思う。だいすき。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼映画の話

ステージをそれぞれ「難しくもあり楽しいけど悲しくもあり緊張もする」「正直になれる場所」「ステージが夢」「ドキドキと不安がある。うまくできるか、うまくやらなきゃと思う」と形容していて、それぞれのメンバーの感性とステージへの想いを感じられてよかった。ドリームハイで「問いには舞台が答えてくれる。そこに立つ資格のある者には寛大で心地よい。そうでない者には容赦をしない」みたいなことを言ってたのをずっと覚えているのだけど、舞台に上がる時にどんなに心細くてもそれを分け合える信頼できる人がいるというのはどんなに良いことなのだろうと思う。

 

映画が決まった時のことをチョンロが「楽しくて意味があるから作るんですよね」みたいな風に言っているのが良いなと思った。チョンロのそういうところが好き。

 

マークが今回の公演は誰も怪我をせず終えられてよかったという話をしていて、怪我はどうしようもないことだけどやっぱり気にしていたんだなと思うし、それについてはオタクも完全に同意で本当によかったと思いました。

 

どりむたちが公演準備の際に笑い合って楽しそうにしているのが可愛いし、良いシナジーなんだなとも思う。ステージ上の「作り上げている場所」ではないところで、楽しく過ごせている瞬間があるということを見ることができると安心する。うれしい。

 

「僕の人生の意味は誰かの人生の意味になること」とチソンが言っていて、それほどの重さを、自分の根源をかけて立って踊って歌ってくれていることに感謝したし、チソンの覚悟とその重さが大好きだと思った。「母と父、家族にとって誇らしい息子にしてくれたみなさんに本当に感謝しています」という言葉も印象的でした。チソンにとってNCT DREAMがいかに大切で、人生の全てをかけているかということを想像して、抱きしめたくなった。

 

4DXの最前列、曲が始まった時にスモークがばーっと出てきてすごかった。再現度が。STRONGERが大好きなんだけど、公演を見ながら「この世界の美しくて強いもの、それがNCT DREAMなんだな」と思いました。美しいものだけを見て何もしなくても収入が入ってくる状態で生きたいし、いやなことを一切せず誰からもいやなことを言われず、どりむを愛して好きなことをして生きられたら最高だなと思う。

 

公演は何度見ても目が足りないので個カムが欲しかった。個カムもプラスしてパッケージ化して売ってくれたら良いのに。

 

ジェノに対してへチャンやロンジュンが「繊細」「神経質」と言っているのに対して、ジェミンは「筋肉があって強そうだしダンスも激しいしライブで脱いだりもするけど完全にばかでまぬけで素直すぎる」「ばかな犬みたい」「可愛い子」って褒めてるか貶してるかわからないけど愛がこもったコメントをしていて距離感が幼馴染〜〜〜という感じでとても良いなと思った。

 

ジェノが自分のインタビューの最後に「答えは僕が見つけないと」と話していて、答えを自分の中に見出そうとしているところがさすがだなと思った。これは勝手なイメージだけど、ジェノは常に周りとの比較ではなく自分自身と向き合って、自分自身に厳しくしているイメージがあるので。

 

チョンロが「何があってもあまり気にせずダメージが少ない」「メンバーに愛情表現するのは照れくさいからたまに気にかけてあげる」と話していて、鷹揚さが素敵だなと改めて思った。でも、チョンロさんは自分で思っているよりも結構頻繁に愛情表現していると思いますよ。

 

ジェミンに対するチソンの「変わっていること自体が変なのではなく特別な人」「自分なりに努力する人」という言葉が、チソンの目に見えるジェミンの姿を教えてくれているようで良いなと思った。そして、そんなチソンに対して「チソンがしたい話を聞いてあげたい」というジェノ、「宝物のような存在」というロンジュン。ずっと一緒にいて、良いところも良くないところも全部知っていて、それでもなお気安い言葉ではなく丁寧に言葉を選んで相手を表現しようとするところに尊重を感じて好きだった。

 

コンサートのことを「NCT DREAMとして見た中で一番多くのシズニ」「一度も見たことのない景色でした」と言っていたチソンの言葉に「そっか……」としんみりしてしまった。そうだったよね。そして、それを「見たかった」と言ったジェミン。これからもいっぱい見ようね。

 

チョンロがコンサートのことを「ついに完璧になったんだな」と言っていたのがとても素敵だった。ロンジュンが「7人兄弟みたい」と言っているのも。7人でいることを誰よりも大切にしている7人が大好きです。

 

ロンジュンが「自分自身を見失うことがつらい」と言っていたのがずっと心に残っている。この間、SexyZoneのマリウス葉が卒業する際にも同じことを言っていて、胸がぎゅっとなった。そして、「みんな僕たちを芸能人だから違う生き方をしていると思っているけど、全ての人たちと同じ。どんな仕事でもストレスはたまる」というチョンロの言葉のフラットさがとても好き。そうだよね。「後悔を最小限にして生きること」を目標にしているというチソンはちょっと前の自分と同じだなとも思う。

 

りのさんがDREAMに「無限の可能性」って言ってくれていて、本人たちも周りの方たちも彼らの可能性を信じてくれるDREAM、なんて良いグループ……と思った。

 

ジェミンが「マークはDREAMの柱。マークが倒れたらDREAMが倒れる」と言っていたのが印象的だった。それほどまでに大きかったマークが制度上卒業してしまったあの時の苦しさ、マークがいなくても続いていくDREAMへの思い、それを想像すると苦しい。デビュー当時、赤ちゃん同然だった弟たちを抱えたマークの荷の重さも。マークがいないままでもDREAMを続けたこと、それを思うとマークの志が折れない限りはDREAMも折れない気がする。そんなマークがいつもDREAMはまだ始まったところって言ってくれていて、映画の中では1番になりたい、大きな夢は全部叶えたい、7人で幸せに活動を続けたいと明確な野望も話してくれて、マークがそうやって上を見ていてくれるから大丈夫と思った。そして、それだけの重さを背負っていたマークに、素直に甘えられるお兄ちゃんがたくさんいるいりちるがあって良かったんだろうなと思うし、掛け持ちの負担を分け合うヘチャンがいて良かったんだろうなと思う。

 

ジェノが「DREAMは決して別れないので」と、ジェミンが「一生DREAMでいることが夢」と言ってくれたことが嬉しかった。とても。7人が7人でいることを大切にしてくれているところが好き。大好き。7人が7人でいて、それで幸せでいてくれたら嬉しい。

 

ジェノは「当たり前の愛もないし応援もない」「幸せな人生がずっと長く続いてほしい」と言っていて、永遠などないと知っているのに、それでも「DREAMは決して別れないので」と自分たちの永遠を信じている言葉を紡いでくれるのがとても良いなと思った。確信のような強さで。本編の途中で「永遠という言葉は信じません。でも、NCT DREAMが永遠だと言ってくれるから、NCT DREAMと永遠でいたい」みたいなことをオタクが言っていたのが忘れられない。わたしも同意です。

 

2回目に映画を見に行った時に1番印象的だったのはマークの「僕はこの先ステージに長く立つ人です。僕はそう決めたつもりです」という言葉だった。覚悟を決めたマーク、マークの抱えた覚悟、そしてそのマークを柱とするNCT DREAMと一緒にいたいと思った。マークがステージに立ち続ける限り、わたしはそれを見ていたいとも思う。だから、わたしも一緒に生きる覚悟を決めよう、と思った。お互いに変化しながら、それでいて人生が交差したまま進むことができたら良いな、と思っています。